栗原先生の症例報告がRespirology Case Reportsに掲載されました。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/rcr2.70474
2026年3月14日(土)、九州大学医学部百年講堂にて、第96回日本呼吸器学会・日本結核非結核性抗酸菌症学会 九州支部春季学術講演会が開催されました。本学術講演会は「Translational Respirology」をメインテーマに、340名を超える参加者のもと、活発な議論が交わされました。
当科からは、南里水晶先生が「好酸球性胸水を伴うトキソカラ症の一例」、岸川裕太先生が「好酸球性胸水を伴うMeigs症候群の一例」、桑原雄紀先生がEnglish Poster Sessionにて「The role of mast cells in TSLP-mediated airway hyperresponsiveness」、田代宏樹先生がシンポジウム1で「single cell RNA sequencing解析で明らかになる喘息難治化に関与する細胞とその標的分子」を発表しました。
また、南里先生は専攻医奨励賞を受賞し、各施設からの症例報告や多数の研究発表と併せて、非常に実りある学会となりました。
2026年3月1日、佐賀市で「第13回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会、九州沖縄支部学術集会」を開催しました。本学会では、「多職種連携と呼吸リハビリの未来」をテーマに掲げ実施され、多くの方に参加いただきました。
呼吸リハビリテーションは、高齢化の進行、慢性呼吸不全患者の増加とともに、その重要性がますます高まっています。その実践においては、医師のみならず、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、看護師、薬剤師など、実に幅広い専門職が互いの知を持ち寄り、協力しながら取り組むことが欠かせません。本学会が、多職種が垣根なく語り合い、学び合う場となり、地域に根ざした包括的呼吸ケアをさらに発展させる契機になった参加者もおられたと思います。
九州・沖縄地域の呼吸ケア・リハビリテーションのさらなる発展につながることを心より祈念いたします。
第13回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 九州・沖縄支部学術集会を開催いたします。本学会は、呼吸ケア・リハビリテーションに関わる多職種からなる学会です。本学術集会では「多職種連携と呼吸リハビリの未来」をテーマに掲げました。呼吸リハビリテーションは、慢性呼吸不全や高齢化に伴う呼吸機能低下への対応において、患者のQOLを高めるために不可欠です。本学会が、様々な職種の皆様方にとって学びと交流の場になり、地域に根ざした包括的呼吸ケアの発展に寄与することを願っております。
<概要>
会期:2026年3月1日(日)9時~16時
場所:グランデはがくれ(佐賀市)
開催方式:現地開催のみ
参加申込:下記のリンクから申し込みをお願いします。
https://yumejuku.org/regional.html
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41639421
佐賀県感染症等医療提供体制強化事業の一環として、結核診療をテーマとした医師向け講演会を企画致しました。 本講演では、なかなか知ることのできない結核専門病床で、今起こっていることをわかりやすく整理していただき、その後に症例ベースで診断・感染対策・保健所対応など、実践的内容を討議いただく予定です。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご参加を心よりお待ちしております。
【日時】2026年02月20日(金)19:00-20:00 【会場】佐賀メディカルセンタービル 4F 【演題・演者】 特別講演 19:00-19:30 演題 「佐賀の結核診療の実際」 座長 佐賀大学医学部附属病院 呼吸器内科診療教授 髙橋 浩一郎 先生 演者 国立病院機構 東佐賀病院 呼吸器内科医長 柴田 貴章 先生
症例検討 19:30-20:00 テーマ 「ここが困った!日常診療に潜む結核」 座長 佐賀大学医学部附属病院 呼吸器内科特任講師 中島 千穂 先生 パネリスト 佐賀大学医学部附属病院 呼吸器内科助教 栗原 有紀 先生 佐賀県医療センター好生館 呼吸器内科医長 貞松 宏典 先生 国立病院機構 東佐賀病院 呼吸器内科医長 柴田 貴章 先生
佐賀大学医学部 呼吸器内科 佐賀県感染症等医療提供体制強化事業 事務局
COPD患者において身体活動の改善は重要ですが、長期的に維持するには様々な工夫が重要です。本研究は、個々の患者の病状に応じて個別歩数目標を設定することで、活動性が維持・向上するかどうかに関して評価しました。73例(介入群38例、対照群35例)で、ランダム化並行群・オープンラベル試験を実施。介入群の目標達成率は対照群と有意差を認めませんでしたが、歩数および3.0METs以上の活動時間は介入群で有意に増加しました。また、GDF-15、FABP-3、Irisin血中濃度が介入群で増加し、歩数増加例ではGDF-15が高値でした。個別歩数目標の提示は歩数増加に寄与し、GDF-15がその機序に関与する可能性が示唆されました。
COPD患者の行動変容において、個別化目標設定は有効な戦略となり得ると考えられます。
Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2025:20:4103-4114. Effects of Individualized Step Targets on Physical Activity in COPD. A Randomized Study – PubMed
新年あけましておめでとうございます。昨年も多くの皆様にご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
近年、医療を取り巻く環境は大きく変化し、呼吸器疾患への対応も高度化・複雑化しています。当科では、患者さん一人ひとりに寄り添う質の高い診療を提供することを最優先に、チーム医療の充実と地域連携の強化に努めてまいります。教育においては、次世代を担う医師・医療者の育成を使命とし、臨床能力だけでなく、研究マインドや倫理観を兼ね備えた人材育成に力を注ぎます。
本年も、地域とともに歩む呼吸器内科を目指します。皆様にとって健やかで希望に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
佐賀大学医学部附属病院
髙橋 浩一郎
写真:有明海から昇る初日の出(令和8年元旦)
毎年、11月第三水曜日は「世界COPDデー」です。COPD(シーオーピーディ)は、肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれていた疾患ですが、飛躍的に治療が進歩しております。薬剤治療では、長時間作用性気管支拡張薬の吸入を1日1回または2回定期的に使用します。呼吸リハビリテーションと組み合わせることで、健常な方と変わりのない生活が可能になってきました。高齢者に多い疾患ですので、高血圧や糖尿病、心血管疾患などとの合併が多いため、複数の診療科で協力し、COPDの診断・治療をより良いものにできればと考えております。
2025年11月19日(水)、佐賀新聞の朝刊に、髙橋浩一郎診療教授のコメントが掲載されました。
10月31日~11月1日、沖縄県にて第95回 日本呼吸器学会・日本結核・非結核性抗酸菌症学会 九州支部 秋季学術講演会 が開催されました。 当院からは南里医師、栗原医師、田代講師、髙橋教授に加え、臨床協力医の早瀬医師、研修医の大庭医師が参加しました。ほかにも同門の先生方を含む多くの関連施設の先生方が参加され、活発な交流が行われました。大変有意義な学会となりました。
研修医の大庭医師は育成賞 を受賞しました。
また、同一県内の若手医師による研修病院対抗「L-1グランプリ」には、大庭医師・南里医師に加え、唐津赤十字病院の梶原医師が出場し、20チーム以上の中で第4位 と健闘しました。
学会で得られた知見は、今後の診療・教育・研究に活かしてまいります。
★育成賞 ★
大庭七海:Dupilumab で 改 善 し た Aspergillus udagawaeによる難治性アレルギー性気管支肺真菌症の一例
~当院からの発表演題~
南里水晶:多発血管炎性肉芽腫症を合併した全身性エリテマトーデスの一例
早瀬百々子:気管支拡張症における増悪予測因子の探索
栗原有紀:肺組織の病理検査で診断した特発性多中心性キャッスルマン病の1例
田代宏樹:シンポジウム7喘息診療の現状と課題 ~臨床的寛解を意識した個別化治療~
Treatable trait を意識したトリプル製剤の立ち位置とは
髙橋浩一郎:モーニングセミナー2喘息・COPDにおけるType 2炎症を標的とした治療戦略
https://www.linkage-okinawa.co.jp/jrsk95/index.html