logo
佐賀大学医学部附属病院呼吸器内科

COPDの身体活動性に関する多施設共同研究の結果が公表されました(Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2025:20:4103-4114.)

COPD患者において身体活動の改善は重要ですが、長期的に維持するには様々な工夫が重要です。本研究は、個々の患者の病状に応じて個別歩数目標を設定することで、活動性が維持・向上するかどうかに関して評価しました。73例(介入群38例、対照群35例)で、ランダム化並行群・オープンラベル試験を実施。介入群の目標達成率は対照群と有意差を認めませんでしたが、歩数および3.0METs以上の活動時間は介入群で有意に増加しました。また、GDF-15、FABP-3、Irisin血中濃度が介入群で増加し、歩数増加例ではGDF-15が高値でした。個別歩数目標の提示は歩数増加に寄与し、GDF-15がその機序に関与する可能性が示唆されました。

COPD患者の行動変容において、個別化目標設定は有効な戦略となり得ると考えられます。

Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2025:20:4103-4114. Effects of Individualized Step Targets on Physical Activity in COPD. A Randomized Study – PubMed