10月11日、12日の2日間、福岡市で第93回日本呼吸器学会 九州支部秋季学術講演会が開催されました。当科からは、田代宏樹先生が教育講演で「重症喘息の病態と制御」に関する講演と、シンポジウムにて「重症喘息におけるTSLPの関与とそのメカニズム」についての2つを発表をしました。中島千穂先生は、「佐賀大学医学部卒業生における入局先選択における意思決定の背景と呼吸器内科医に関するイメージ調査」を報告しました。梶原心先生は、Selected abstractセッションで、「小細胞肺癌に対して免疫チェックポイント阻害剤使用後に発症した自己免疫性自律神経障害の一例」を報告しました。南里水晶先生は、「Mepolizumabで増悪しDupilmabで改善した粘液栓合併気管支喘息の一例」、研修医の脇晃太先生は、「傍腫瘍性神経症候群(PNS)を合併したSOX1抗体陽性小細胞肺癌の2例」を発表しました。またこの度、栗原有紀先生が行った研究「オゾン暴露によるダニ誘導喘息モデルマウスの増悪は抗TSLP抗体で抑制される」が学術奨励賞を受賞し、その受賞講演ならびに授賞式が行われました。
[栗原先生] 学術奨励賞受賞
研究テーマ:オゾン暴露によるダニ誘導喘息モデルマウスの増悪は抗TSLP抗体で抑制される
[梶原先生]
演題:小細胞肺癌に対して免疫チェックポイント阻害剤使用後に発症した自己免疫性自律神経障害の一例
[研修医 脇先生]
演題:傍腫瘍性神経症候群(PNS)を合併したSOX1抗体陽性小細胞肺癌の2例
[南里先生]
演題:Mepolizumabで増悪しDupilmabで改善した粘液栓合併気管支喘息の一例